私は囲われた幕の内側で、マスクを作る。そこは私の巣のようなものなので、下着姿でリラックスしつつも外界に出るためのいわば戦いの準備に勤しんでいる。

マスクが出来たら防護服に着替え、マスクを幕の外側に盾のように取り付る。そして内側へ戻り、防護服を脱ぎまたマスクを作り始める。一連を繰り返す。

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幕の内側の様子がカメラで録画され、リアルタイムで幕の外側にプロジェクターで投影されるため

自分を守るはずのマスクに、私の下着姿が投影され晒し者にされていく。

不安は本質を忘れさせ、行為は儀式になっていく。